俺は引きこもりだ
引きこもりといっても最低限の単位を取るために授業に出るし、知り合いとも話す
その時間以外は9割9分家にいるというわけだ
引きこもる理由はまあいろいろあるけどまず第一に外出がめんどくさいから
外出たら汗かくし疲れるからね
第二に人が怖いから
この感情は大学入って強くなった
4月、大学に入学した俺はそうあるべきだと言わんばかりサークルに入った
仲のいい友達もできた
一緒にお泊りもした
でも大半の人とは馴染めなかった
俺と話すときの無理に作った笑顔が耐えられなかった
彼らは優しいからそれを露骨に出さない
俺以外のみんなはとても和気あいあいとしていて楽しそう
俺はそれをつまんない話してんじゃねーよ全然笑えないとムキになる
クソがきやわー
ずっと疎外感とか孤独感を感じてサークルを楽しめていない自分がいた
6月、それに耐えかねた俺は作った言い訳を並べてメールで部長にやめる旨を伝えた
その部長はほんとに良い人で色々とお世話になった
ありがとうございました
サークルのやつらは辞めた俺の話をしているのだろうか
笑いの種になっているのだろうか
もう忘れてるか
この可能性が高いな
俺地味だしな
そこで萎えたのか怖くなったのか知らんが引きこもるようになった

こんな暗い性格になったのは、小学生時代のいじめが起因しているのだろうか
小学4年生まで、俺はすごく明るくて、クラスの人気者だったという自負がある
この性格が変わったのは、小学5年生の時にずっと好きだった子お友達にあの子がうるさいから嫌いと言ってたよ、と言われて、それに深く傷ついた俺は全くしゃべらなくなった
眼鏡もオレンジから黒にした
学年のイベントで、変わった人ランキングのアンケート結果で1位になるくらい自分は変わった(これは本当)
それ以上に傷ついたのは、小学５年から6年にかけてクラスの女子にいじめられたことだ
その隣の席にいた仲良かった男子がいじめに加担してたことにも傷ついたな
あの頃は家で泣いてたな
そこから人が怖いってなりましたわ、はい

まあうだうだ言ったがこれは全部言い訳だ
強くなりたい